レギオンはPCから移植された都市発展型のストラテジーゲームです。プレイヤーはローマ帝国の支配者となり、都市を管理し、外交や戦闘を行い、他国と大陸の覇権を争います。
例えるならばシヴェライゼーションからテクノロジー要素を取ったような内容ですが、戦闘に特化しているだけあってダイナミックな集団戦闘が面白いと思います。雄牛のごとく剣を振るうだけでは決して勝利することができず、地図上の他の都市国家と交渉するか、あるいは早めに叩いておくか、などといった判断が求められます。
キャンペーンではイタリア半島を始めとするローマ帝国の繁栄を辿る構成となっていて、当時の混沌とした覇権争いを楽しむことができます。
実際にチュートリアルを進めながら内容を説明していきましょう。
メインメニューからNew Gameを選択し、A Tutorialを選びます。設定はそのままでかまいません。
ゲームが始まると短い状況報告が入り、1つの都市と1つのユニットから始まります。最初のユニットは都市上で選択解除(ユニットの移動範囲外をタップ)すると、自動的に都市に入り防衛します。
最初の都市ローマを選択すると、都市画面が表示されます。画面中央は都市の概観を表し、空き地に好きな建物を建てることができます。上の画像では最初からタウンホール、農場、採掘場、製材所が建っていますが、売却して空き地に戻すことも可能です。
画面左右に楕円状に並んでいるアイコンは、ユニットと建物の購入用です。絵をタップすると情報が表示され、[+]で購入します。
画面下部は左から防衛ユニットの管理、資源情報、戦略マップ、売却アイコンと都市の主要パラメーターがあります。
資源情報は左から各都市の資源ポテンシャル、生産量 (Produce)、ボーナス (Bonus)、出資 (Tax)、毎ターンの増減量 (Balance)です。その右のストック (Stock)は全都市の合計と増減量です。資源ポテンシャルはその都市の地形に応じた生産効率を表しています。
白い住民マークの付いた建物では生産量の調整ができます。例えば製材所を何回かタップすると住民マークが増減し、それに伴い下の資源情報も変化していきます。ただし住人は都市の人口分しか使用できず、兵士の雇用も兼ねるので注意が必要です。また何もしていない住民は人口増加を若干助けるようです。
建物の建設によって雇用できるユニットを追加することができます。弓兵が欲しいので建設アイコンから弓作成所 (Fletcher)を選びます (矢印タップで上下に切り替わります)。しかしこの時点ではまだ使用できません。このゲームは春夏秋冬の1年4ターンで進められ、建設やユニットの雇用が完了するのは必ず春と決まっています(春に建設を始めれば3ターン、冬なら1ターンで完成する)。
都市画面を抜け、アイコンパネルの中央にある砂時計で4回ターン進めます。都市画面を開くと弓作成所が完成しているのでさっそく1チーム雇用します。住民プールが空の場合は建物の労働者を減らす必要があります。
弓兵の雇用は多くの木が必要になります。木材生産を増加させたいのですが、スペース節約のために製材所をアップグレードします。製材所x2に比べて建設コストや生産量は劣りますが、この辺は保有する都市の数などによります。さらに1年進めます。
弓兵チームが完成したので都市の防衛部隊と合流させ、次のターンから全部隊でラテンに攻め込みます。
攻め込む前にまず外交で宣戦布告しておきましょう。メイン画面のアイコンパネルから巻物アイコンをタップします。ここでは休戦や同盟を結んだりできますが、資源を要求される場合もあります。逆に向こうからのオファーに見返りを要求することも可能です。
ラテンの都市に着きました。画面の情報によると防衛は農民のようなので大丈夫でしょう。ユニットや都市についた旗の長さによっても大まかな強さが分かるようです。
戦闘を始める前にまず計画を練ります。斥候の敵位置情報を元に、青い四角の自軍ユニットをドラッグして開始位置を変えたり、フォーメーションや簡単な命令を選択できます。命令(Orders)アイコンの丸い記号はウエィトを表し、どれぐらい待って前進を始めるかなどを指定できます。今回は画像のような包囲陣形を作ってみました。またフィールド上のグレーの四角は木や建物などの障害物を表していて、場合によって有利不利に働きます。
一度戦闘が始まってしまえば、観戦する以外手出しは一切できません。ローマ時代の戦闘故ということのようです。ショーを楽しみましょう。注意すべきはチームの士気(顔アイコンの下に表示される)が限界まで下がると、いくら数がいようと敗走して戦力外となってしまうことです。なるべく時間をかけずに最適な組み合いが出来るように計画しなければなりません。
敵が全員敗走したのでこちらの勝利です。戦いに勝利すると残ったユニットで都市を占領します。
勝利条件は大陸の40%以上の制圧なのでこれで勝利です。
あくまでチュートリアルなのであっさりしていますが、キャンペーンでは12~20国ぐらいの国がひしめくのでずっと混沌としています。多少古いPCゲームで画面的には見劣りしますが、これといった欠点も見当たらず、AIも姑息だし良くできたゲームだと思います。オレつえ~するのはかなり大変だと思いますが、シヴェライゼーション的なシングルプレイの戦略ゲームが好きならば試してみる価値はあるでしょう。
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